中日がドラフト1位指名した明大・柳裕也投手(22)が13日、明治神宮野球大会の準々決勝・関大戦に先発し、5イニング4安打、6奪三振、無失点の投球で、チームをベスト4に導いた。状態は万全ではなかったが、クレバーな組み立てでゲームメーク。適応力の高さに竜のスカウトも二度惚れだ。 調子の良しあしは関係ない。大学生活の締めくくりは負ければ終わりのトーナメント戦。明大にとって大事な初戦で、柳が変幻自在のクレバーさを見せつけた。 「直球が良くなかった。浮いていたし、強さもなかった」。1回。無失点にしのいだものの、2死から四球、中前打で一、二塁のピンチをつくるなど、快調な立ち上がりとはいえなかった。直球は最速144キロをマークしたが、本来の投球と違うと判断すると、この日の状態に合わせたスタイルを検索した。そこで導き出したのが「カットボール」だった。 「打者がカットにあっていないと感じた。カットでうまく試合をつくれたと思う。トーナメントは負ければ終わり。点をやらないことを意識した」。4回には2死から満塁のピンチを招いたが、9番・阪本大を落差のあるカットボールで空振り三振に。最大のピンチも切り抜け、5回を投げたところでマウンドを譲った。 最速150キロの直球と、強烈なスピンがかかったカーブで打者の体勢を崩すのが柳のスタイル。本人もこの日の変化球主体の投球に満足しているわけではない。「ストレートが良くないと、変化球が生きてこない。そこをしっかりやっていかないといけない」。試合後は反省を口にしたが、結果的には適応力の高さをみせつけた。ただ、この日みせた変幻自在の投球は昨日、今日でできるようになった…
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1位
クリスチャン・ビヤヌエバ
2位
坂本 勇人
読売ジャイアンツ #6
3位
長谷川 一夫
元西武
4位
阿部 寿樹
東北楽天ゴールデンイーグルス #4
5位
村中 恭兵
元東京ヤクルト
6位
植田 海
阪神タイガース #62
7位
糸井 嘉男
元阪神
8位
大山 悠輔
阪神タイガース #3
9位
吉見 一起
元中日
10位
岩隈 久志
元東北楽天
11位
岩本 勉
元北海道日本ハム
12位
筒香 嘉智
元横浜DeNA
13位
鈴木 誠也
元広島東洋
14位
渡邉 諒
阪神タイガース #25
15位
武田 翔太
福岡ソフトバンクホークス #18
セ・リーグ 順位表 |
|||||
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チーム | 試 | 勝 | 負 | 引 | 率 |
中日 | 18 | 10 | 6 | 2 | .62 |
巨人 | 18 | 9 | 7 | 2 | .56 |
阪神 | 19 | 9 | 8 | 2 | .52 |
広島 | 17 | 7 | 9 | 1 | .43 |
ヤクルト | 17 | 7 | 9 | 1 | .43 |
DeNA | 17 | 7 | 10 | 0 | .41 |
パ・リーグ 順位表 |
|||||
---|---|---|---|---|---|
チーム | 試 | 勝 | 負 | 引 | 率 |
ソフトバンク | 17 | 11 | 5 | 1 | .68 |
ロッテ | 17 | 9 | 7 | 1 | .56 |
日本ハム | 16 | 8 | 7 | 1 | .53 |
オリックス | 19 | 9 | 10 | 0 | .47 |
西武 | 17 | 7 | 10 | 0 | .41 |
楽天 | 18 | 6 | 11 | 1 | .35 |