小笠原、力負け

中日スポーツ 配信日: 2017年06月17日 07時17分

 小笠原が粉砕された-。中日・小笠原慎之介投手(19)が16日の西武戦(ナゴヤドーム)で今季最長8イニング、最多の129球を投げ、2桁の10三振を奪ったが5失点。若き左腕は力対力の勝負に屈し、計3被弾を献上した。西武・菊池雄星投手(26)との“高卒左腕ドラ1対決”で貫禄の違いを見せつけられ、チームも1-9で敗れて5位に転落した。 この日、この瞬間を待ちわびていた。小笠原は2週間前から、珍しく首脳陣に直談判。「ずっと金曜日でいかせてください!!」。熱望したのは、球界屈指の左腕・菊池との激突。しかし、結果を見れば実力差は明らかだった。同じ8イニングで失点は5と1。胸を借りるなんて建前で、もちろん一泡吹かせる腹づもりだっただけに「悔しいです」と声を絞り出した。 100球を超えて154キロを連発する菊池に対し、カーブもスライダーも発展途上の小笠原との差は歴然。チームは3連敗で交流戦の勝ち越しが消え、5位に転落。それでも森監督は「一番すがすがしい試合」と意に介さなかった。その理由は19歳の飛躍に確かな予感を感じたからにほかならない。3回まで5奪三振の無失点で、直球は今季最速タイの148キロ。首脳陣は「今年、一番」と口をそろえた。 4回から3イニング続けて1発を浴び、自己ワーストの3被本塁打、被安打10。すでに100球を超えていたが、6回の先頭でも代打は送られない。7回の西武の打順は1番から。「相手のクリーンアップとの対戦を見てみたい」。指揮官の要請に小笠原も、2つ返事でマウンドに向かった。 勝負とは一線を画した“追加”の2イニング。だからこそ、恥ずかしい姿はみせられなかった。完全に奪った…

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