松坂、平成最後のカムバック賞 12年ぶりのタイトル

中日スポーツ 配信日: 2018年11月13日 07時02分

 日本野球機構(NPB)は12日、2018年度の特別表彰選手を発表し、中日・松坂大輔投手(38)がセ・リーグのカムバック賞に選ばれた。15年の日本球界復帰後、右肩の不安などで苦しんだが中日入りした今季、復帰後初勝利を含め6勝を挙げた点などが評価された。球団では昨年の岩瀬仁紀投手に続き8人目の受賞。27日の「NPBアワーズ2018」で表彰される。今季、前人未到の1000試合登板を達成した岩瀬には、コミッショナー特別表彰の特別賞が贈られる。 数々のタイトルを手にしてきた松坂に、またひとつ栄冠が加わった。平成最後の年に「平成の怪物」がカムバック賞に決定。右肩の不安から見事な復活劇を遂げた右腕へ最大級の評価だ。 久々のタイトルとなった。松坂は西武に入団した1999年から3年連続で最多勝を獲得。さらに、最多奪三振を4度、最優秀防御率を2度を手にした。ほかにも新人王や沢村賞、ベストナイン3度にゴールデン・グラブ(GG)賞7度。カムバック賞獲得で、西武最終年だった2006年のGG賞以来12年ぶりの表彰となり、セ・リーグでは初めてのタイトルとなった。 ソフトバンクを昨オフに退団し、今年1月に竜にテスト入団した。4月30日のDeNA戦(ナゴヤドーム)で国内12年ぶりの白星を飾り、6月中旬に背中の捻挫で約2カ月間、戦列を離れたが、先発ローテの一角として11試合でチーム2位の6勝(4敗)。防御率3・74と上々の成績を残した。ソフトバンク時代は3年間で登板1試合にとどまり「引退も頭をよぎった」ほどだった。しかし、新天地で復活を遂げた。…

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