待望の先制点が入ると、左翼席の竜党は歓喜した。平田は二塁ベース上でこぶしを握り締める。両チーム無得点で迎えた3回、1死二塁の先制機。1ストライクからの京山の投じた内角低め真っすぐだった。鮮やかに左翼線へはじき返し、重い空気を振り払った。 「うまいこと体が反応して打てて良かった。山井さんの執念を感じたので、どうしても打ちたかった」 40歳の山井が、真っすぐで押す気迫の投球をしていた。3回の先制打の直前には、その山井が2度もバスターを試み、最後は2ストライクから犠打を決めた。垣間見たベテランの勝利への思い。「山井さんの勝ちたいという気持ちが、バットに乗り移ったと思う」とうなずいた。 6回には中堅左を襲う適時三塁打、8回にも左前打を放ち猛打賞だ。「こんな日が毎日続けばいいと思う」と喜んだが、偽らざる本音だった。オープン戦は悪戦苦闘していた。アオダモが枯渇したため、今季からメープルのバットを使用しているが、なかなかフィットせず、グリップや重心を変更するなどした。 それでも思うような打球を打てず、「アオダモじゃないと打てない…」と周囲に漏らしたことも。オープン戦終盤には、手元に1本しか残っていないアオダモのバットを使用したこともあった。折れた際のリスクが大きいアオダモにするか悩み抜いたが、24日の楽天との最後のオープン戦でメープルのバットで二塁打を放った。この際、「ぶつける感覚で打つ」とつかむものがあった。…
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1位
クリスチャン・ビヤヌエバ
2位
坂本 勇人
読売ジャイアンツ #6
3位
長谷川 一夫
元西武
4位
阿部 寿樹
東北楽天ゴールデンイーグルス #4
5位
村中 恭兵
元東京ヤクルト
6位
植田 海
阪神タイガース #62
7位
糸井 嘉男
元阪神
8位
大山 悠輔
阪神タイガース #3
9位
吉見 一起
元中日
10位
岩隈 久志
元東北楽天
11位
岩本 勉
元北海道日本ハム
12位
筒香 嘉智
元横浜DeNA
13位
鈴木 誠也
元広島東洋
14位
渡邉 諒
阪神タイガース #25
15位
武田 翔太
福岡ソフトバンクホークス #18
セ・リーグ 順位表 |
|||||
---|---|---|---|---|---|
チーム | 試 | 勝 | 負 | 引 | 率 |
巨人 | 143 | 77 | 59 | 7 | .56 |
阪神 | 143 | 74 | 63 | 6 | .54 |
DeNA | 143 | 71 | 69 | 3 | .50 |
広島 | 143 | 68 | 70 | 5 | .49 |
ヤクルト | 143 | 62 | 77 | 4 | .44 |
中日 | 143 | 60 | 75 | 8 | .44 |
パ・リーグ 順位表 |
|||||
---|---|---|---|---|---|
チーム | 試 | 勝 | 負 | 引 | 率 |
ソフトバンク | 143 | 91 | 49 | 3 | .65 |
日本ハム | 143 | 75 | 60 | 8 | .55 |
ロッテ | 143 | 71 | 66 | 6 | .51 |
楽天 | 143 | 67 | 72 | 4 | .48 |
オリックス | 143 | 63 | 77 | 3 | .45 |
西武 | 143 | 49 | 91 | 3 | .35 |