爽快なクリーンアップの3発だ。中日は12日、東京ドームでの巨人戦でソイロ・アルモンテ外野手(28)、ダヤン・ビシエド内野手(29)、福田永将内野手(29)の3、4、5番が初のそろい踏みとなるアーチ共演。中でもビシエドの一発は左翼看板に当たる特大弾だった。投げてはオネルキ・ガルシア投手(28)が来日初完封。最下位転落の危機で投打がかみ合い、快勝した。 これぞ4番、という当たりに誰もが息をのんだ。スコア1-0の6回1死。1ボールからの2球目。ビシエドが内角スライダーをしばきあげる。打った瞬間、それと分かる打球。左翼を守る昨季の同僚・ゲレーロは追うことすらしない。左翼席に陣取る竜党のさらに上、看板にぶち当てた。 「完璧だった。しっかりコンタクトできれば飛ばせるよ」と自慢げに振り返った5号ソロ。8日のヤクルト戦(福井)以来、3試合ぶりの一発で両軍を行き来していた試合の流れをぐっと引き寄せた。 残念ながら賞金がかかっていない看板だったため賞金は出なかったが「それが僕らしいよ。チームが勝てたことが1番のプレゼントさ」と白い歯を見せた。 大リーグ時代から自認する「ミスター・メイ」。5月に入り、その存在感は増すばかりだ。この日も1回に左前打を放ち、早くも月6度目のマルチ安打。月間成績の43打数18安打、打率4割1分9厘は驚きの数字だ。「4月があまりよくなかったからね」といよいよエンジンは全開だ。 好調の裏には心の余裕もある。キューバから亡命しているビシエドは昨季、米市民権の取得のためシーズン途中にチームを離れて渡米。1カ月以上も難航した揚げ句に市民権を得られず、再来日後も14打席連続で無安打…
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
1位
クリスチャン・ビヤヌエバ
2位
坂本 勇人
読売ジャイアンツ #6
3位
長谷川 一夫
元西武
4位
阿部 寿樹
東北楽天ゴールデンイーグルス #4
5位
村中 恭兵
元東京ヤクルト
6位
植田 海
阪神タイガース #62
7位
糸井 嘉男
元阪神
8位
大山 悠輔
阪神タイガース #3
9位
吉見 一起
元中日
10位
岩隈 久志
元東北楽天
11位
岩本 勉
元北海道日本ハム
12位
筒香 嘉智
元横浜DeNA
13位
鈴木 誠也
元広島東洋
14位
渡邉 諒
阪神タイガース #25
15位
武田 翔太
福岡ソフトバンクホークス #18
セ・リーグ 順位表 |
|||||
---|---|---|---|---|---|
チーム | 試 | 勝 | 負 | 引 | 率 |
阪神 | 42 | 22 | 16 | 4 | .57 |
広島 | 37 | 18 | 15 | 4 | .54 |
巨人 | 43 | 21 | 19 | 3 | .52 |
DeNA | 40 | 18 | 21 | 1 | .46 |
ヤクルト | 40 | 17 | 21 | 2 | .44 |
中日 | 42 | 17 | 21 | 4 | .44 |
パ・リーグ 順位表 |
|||||
---|---|---|---|---|---|
チーム | 試 | 勝 | 負 | 引 | 率 |
ソフトバンク | 39 | 27 | 10 | 2 | .73 |
日本ハム | 39 | 21 | 16 | 2 | .56 |
ロッテ | 40 | 19 | 18 | 3 | .51 |
オリックス | 40 | 17 | 21 | 2 | .44 |
楽天 | 40 | 17 | 22 | 1 | .43 |
西武 | 40 | 13 | 27 | 0 | .32 |