勝利の女神は若手左腕にほほ笑んでくれなかった。中日は15日、日本生命セ・パ交流戦の西武戦(メットライフ)に先発した2年目の笠原祥太郎投手(23)が、5回まで強力打線を無安打に封じる好投。7イニングを投げ2安打、7奪三振で無失点に抑えたが、8回に救援陣が打ち込まれ、勝利投手にはなれなかった。試合は延長10回、2-3でサヨナラ負け。今季の交流戦は負け越しが決まり、シーズンの借金も今季最多タイの6となった。 大金星は、あと少しのところで手からすり抜けた。8回、同点に追いつかれると笠原は口を真一文字に結び、ベンチからグラウンドを見つめた。報われなかった120球。だが渾身(こんしん)の熱投は、菊池をも上回る素晴らしい内容だった。 約1カ月ぶりの1軍マウンドは、球界最高左腕との呼び声高い好投手との投げ合い。「大学時代までは直球で押していくタイプだったので、菊池さんは憧れの存在でした」。だが、そんな相手に一歩も引かなかった。 初回こそ3四球を許したが「捕手の木下拓さんから『直球は走っている』と言ってもらえたので、アバウトでいいからストライクを投げることだけ考えました」。最速144キロの直球を軸にカットボールとチェンジアップを織り交ぜ、打者に思い通りのスイングをさせなかった。周囲から「優しすぎる」と言われる一面を抑え、打者の内角をえぐる。2回から5回は1人の走者すら許さなかった。…
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1位
クリスチャン・ビヤヌエバ
2位
坂本 勇人
読売ジャイアンツ #6
3位
長谷川 一夫
元西武
4位
阿部 寿樹
東北楽天ゴールデンイーグルス #4
5位
村中 恭兵
元東京ヤクルト
6位
植田 海
阪神タイガース #62
7位
糸井 嘉男
元阪神
8位
大山 悠輔
阪神タイガース #3
9位
吉見 一起
元中日
10位
岩隈 久志
元東北楽天
11位
岩本 勉
元北海道日本ハム
12位
筒香 嘉智
元横浜DeNA
13位
鈴木 誠也
元広島東洋
14位
渡邉 諒
阪神タイガース #25
15位
武田 翔太
福岡ソフトバンクホークス #18
セ・リーグ 順位表 |
|||||
---|---|---|---|---|---|
チーム | 試 | 勝 | 負 | 引 | 率 |
阪神 | 28 | 15 | 9 | 4 | .62 |
巨人 | 29 | 13 | 13 | 3 | .50 |
中日 | 28 | 12 | 13 | 3 | .48 |
広島 | 25 | 10 | 11 | 4 | .47 |
DeNA | 27 | 12 | 14 | 1 | .46 |
ヤクルト | 27 | 12 | 14 | 1 | .46 |
パ・リーグ 順位表 |
|||||
---|---|---|---|---|---|
チーム | 試 | 勝 | 負 | 引 | 率 |
ソフトバンク | 27 | 18 | 7 | 2 | .72 |
日本ハム | 25 | 14 | 10 | 1 | .58 |
オリックス | 29 | 13 | 15 | 1 | .46 |
ロッテ | 27 | 12 | 14 | 1 | .46 |
楽天 | 27 | 12 | 14 | 1 | .46 |
西武 | 27 | 9 | 18 | 0 | .33 |