中日の吉見一起投手(33)が10日のヤクルト戦(ナゴヤドーム)で投打にわたる活躍を見せ、竜党に完全復活を印象付けた。打っては4回に先制の左前適時打。投げては三塁を踏ませぬ無四球、3安打の好投で2012年8月8日の広島戦(ナゴヤドーム)以来となる6年ぶりの完封勝利を挙げた。主砲のダヤン・ビシエド内野手(29)も5回に追撃の16号ソロ本塁打。投打の主役がきっちり役目を果たし、夏バテ気味だったチームの連敗を5で止めた。 固く握り締めた右の拳にはありったけの思いが詰まっていた。1人で断ち切った。ヤクルト打線も連敗の重い雰囲気も。吉見がやった。「連敗を止めて慎之介(小笠原)につなぐことを考えて投げました。完封できるとは思ってませんでした」。2012年8月8日の広島戦(ナゴヤドーム)以来、6年ぶりの完封の味をかみしめた。 まさに独壇場-。初回、わずか5球で攻撃を退けると、一気に波に乗った。内外角へ丁寧に投げ分け凡打の山を築いていく。7回には山田哲をボールから内角に切れ込むスライダーで空振り三振。前日(9日)、広島から帰る新幹線の中で動画を見ながらイメージした攻め方。共有した松井雅との呼吸もばっちりだった。 投げるだけではない。4回2死一、三塁では145キロの直球に食らいつき左前に先制打。「振ったら当たった」と謙遜したが16年8月31日の阪神戦(ナゴヤドーム)以来の適時打で自らを援護した。9イニングでわずか3安打3奪三振、無四球。103球の完封劇に花を添えた。 竜の黄金期を知る右腕。13年にトミー・ジョン手術を決断すると15年にも右肘にメスを入れた。出口の見えないリハビリ。復帰への道のりの…
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1位
クリスチャン・ビヤヌエバ
2位
坂本 勇人
読売ジャイアンツ #6
3位
長谷川 一夫
元西武
4位
阿部 寿樹
東北楽天ゴールデンイーグルス #4
5位
村中 恭兵
元東京ヤクルト
6位
植田 海
阪神タイガース #62
7位
糸井 嘉男
元阪神
8位
大山 悠輔
阪神タイガース #3
9位
吉見 一起
元中日
10位
岩隈 久志
元東北楽天
11位
岩本 勉
元北海道日本ハム
12位
筒香 嘉智
元横浜DeNA
13位
鈴木 誠也
元広島東洋
14位
渡邉 諒
阪神タイガース #25
15位
武田 翔太
福岡ソフトバンクホークス #18
セ・リーグ 順位表 |
|||||
---|---|---|---|---|---|
チーム | 試 | 勝 | 負 | 引 | 率 |
阪神 | 28 | 15 | 9 | 4 | .62 |
巨人 | 29 | 13 | 13 | 3 | .50 |
中日 | 28 | 12 | 13 | 3 | .48 |
広島 | 25 | 10 | 11 | 4 | .47 |
DeNA | 27 | 12 | 14 | 1 | .46 |
ヤクルト | 27 | 12 | 14 | 1 | .46 |
パ・リーグ 順位表 |
|||||
---|---|---|---|---|---|
チーム | 試 | 勝 | 負 | 引 | 率 |
ソフトバンク | 27 | 18 | 7 | 2 | .72 |
日本ハム | 25 | 14 | 10 | 1 | .58 |
オリックス | 29 | 13 | 15 | 1 | .46 |
ロッテ | 27 | 12 | 14 | 1 | .46 |
楽天 | 27 | 12 | 14 | 1 | .46 |
西武 | 27 | 9 | 18 | 0 | .33 |