祝福から始まった試合は、悲しみで終わった。中日のダヤン・ビシエド内野手(29)が31日の巨人戦(ナゴヤドーム)の1回、セ・リーグ新記録となる月間47安打目で先制。しかし、同点の9回、佐藤優投手(25)が2死無走者の振り逃げから崩れ、3-5で敗れた。 初回で決めた。2死三塁、ビシエドが左前に放った先制打は、8月47本目の安打。2013年8月に村田修一(巨人)がマークした46本を抜き、月間最多安打のセ・リーグ記録を更新した。 「それはとてもうれしいことだけど、試合に負けてしまったので、心から喜べない…」。何よりチームの勝利にこだわる男は、大記録にも悲しい顔だった。 カウント1-1の3球目、左腕から右打者の懐に食い込んでくる142キロの内角ストレートを、コンパクトな軸回転ではね返す。鋭い打球は、飛び込んだマギーのグラブをかいくぐり左前へ抜けた。「会心の当たりではなかったけれど、いいところに飛んでくれたね。先制点を取れて良かった」。だが2回以降は先発・メルセデスを打ちあぐね、8回2死までビシエドを含むチーム全員が快音を響かせられなかった。 3点を追う9回、マウンドは2番手・アダメスに代わったが、今月最後の打席は二ゴロ。1996年8月にオリックス時代のイチローが記録した、48本の日本記録にはあと一歩届かなかった。それでも、メジャー時代からイチローに敬意を抱いてきただけに「並べなかったけど、そこまで来られたことに満足している」と納得顔だ。…
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1位
クリスチャン・ビヤヌエバ
2位
坂本 勇人
読売ジャイアンツ #6
3位
長谷川 一夫
元西武
4位
阿部 寿樹
東北楽天ゴールデンイーグルス #4
5位
村中 恭兵
元東京ヤクルト
6位
植田 海
阪神タイガース #62
7位
糸井 嘉男
元阪神
8位
大山 悠輔
阪神タイガース #3
9位
吉見 一起
元中日
10位
岩隈 久志
元東北楽天
11位
岩本 勉
元北海道日本ハム
12位
筒香 嘉智
元横浜DeNA
13位
鈴木 誠也
元広島東洋
14位
渡邉 諒
阪神タイガース #25
15位
武田 翔太
福岡ソフトバンクホークス #18
セ・リーグ 順位表 |
|||||
---|---|---|---|---|---|
チーム | 試 | 勝 | 負 | 引 | 率 |
阪神 | 31 | 16 | 11 | 4 | .59 |
巨人 | 32 | 15 | 14 | 3 | .51 |
DeNA | 30 | 14 | 15 | 1 | .48 |
中日 | 31 | 13 | 14 | 4 | .48 |
ヤクルト | 30 | 13 | 15 | 2 | .46 |
広島 | 28 | 11 | 13 | 4 | .45 |
パ・リーグ 順位表 |
|||||
---|---|---|---|---|---|
チーム | 試 | 勝 | 負 | 引 | 率 |
ソフトバンク | 30 | 19 | 9 | 2 | .67 |
日本ハム | 28 | 16 | 11 | 1 | .59 |
ロッテ | 30 | 14 | 15 | 1 | .48 |
オリックス | 32 | 14 | 17 | 1 | .45 |
楽天 | 30 | 13 | 16 | 1 | .44 |
西武 | 30 | 11 | 19 | 0 | .36 |