クライマックスシリーズ(CS)進出をかけた「9番勝負」は惨敗で幕を開けた。中日は21日、DeNA戦(横浜)で1-9と大敗。同カード無敗だった小熊が6失点、2番手の又吉も筒香に特大3ランを浴びた。手の打ちようのない負けっぷりで、森繁和監督(63)も「明日に向かうだけ」とさばさば。切り替えて、残り8戦-。 5回を終えて8点のビハインド。あまりの大差に、無情に降りしきる雨。さすがに好調な打線も反発する意欲はそがれていった。勝負の残り9戦の大事な大事な初戦は、まさに完敗だった。 試合終了後、森監督は淡々としたものだった。「1点差で負けるのも、10点差で負けるのも一緒。もう明日に向かうだけ。今日のことは今日で終わり。明日のことで頭はいっぱい」。DeNA・加賀の引退セレモニーがあったため、球場を後にしたのは試合終了から30分が過ぎた頃だった。報道陣の前に姿を現した際は、もういら立ちは収まっていた。 誤算は先発の小熊だった。DeNA戦は今季2戦2勝。通算でも無傷の5連勝と好相性だ。だが、「勝負球が甘かった」と悔やんだように、この日は思うような投球ができなかった。初回から失点を重ね、雨脚が強くなった4回、完全に捕まった。 緩くなったマウンドに制球は狂わされた。「関係ない」と小熊は否定したが、足元を気にしてマウンドを蹴る姿は象徴的だった。朝倉投手コーチも「マウンドさばきが少し弱々しいところがあった」と証言。4回はソトへの四球を皮切りに、不運な2点タイムリー内野安打もあって、あれよあれよと4点を失った。結局4イニング6失点に終わり、「何とか最少失点で粘りたかった…」とうなだれた。 5回には2番手…
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1位
クリスチャン・ビヤヌエバ
2位
坂本 勇人
読売ジャイアンツ #6
3位
長谷川 一夫
元西武
4位
阿部 寿樹
東北楽天ゴールデンイーグルス #4
5位
村中 恭兵
元東京ヤクルト
6位
植田 海
阪神タイガース #62
7位
糸井 嘉男
元阪神
8位
大山 悠輔
阪神タイガース #3
9位
吉見 一起
元中日
10位
岩隈 久志
元東北楽天
11位
岩本 勉
元北海道日本ハム
12位
筒香 嘉智
元横浜DeNA
13位
鈴木 誠也
元広島東洋
14位
渡邉 諒
阪神タイガース #25
15位
武田 翔太
福岡ソフトバンクホークス #18
セ・リーグ 順位表 |
|||||
---|---|---|---|---|---|
チーム | 試 | 勝 | 負 | 引 | 率 |
阪神 | 29 | 15 | 10 | 4 | .60 |
巨人 | 30 | 14 | 13 | 3 | .51 |
DeNA | 28 | 13 | 14 | 1 | .48 |
ヤクルト | 28 | 13 | 14 | 1 | .48 |
中日 | 29 | 12 | 14 | 3 | .46 |
広島 | 26 | 10 | 12 | 4 | .45 |
パ・リーグ 順位表 |
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チーム | 試 | 勝 | 負 | 引 | 率 |
ソフトバンク | 28 | 18 | 8 | 2 | .69 |
日本ハム | 26 | 15 | 10 | 1 | .60 |
楽天 | 28 | 13 | 14 | 1 | .48 |
オリックス | 30 | 13 | 16 | 1 | .44 |
ロッテ | 28 | 12 | 15 | 1 | .44 |
西武 | 28 | 10 | 18 | 0 | .35 |